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赤字国債“自動発行” 野党は批判強める

2016年2月18日 0:32
赤字国債“自動発行” 野党は批判強める

 17日、衆議院の財務金融委員会で、赤字国債の発行に必要な「特例公債法」を5年間延長するための改正案の実質的な審議が始まった。

 自民党・勝俣議員「特例公債の発行を複数年度化すると、政府の財政規律や、財政健全化に向けた努力が緩んでしまうのではないかという懸念の声があることも事実でございます」

 麻生財務相「今回の特例公債法改正案でも、特例公債の発行の抑制に努めることが規定されておりますので、財政健全化というものを確実に進めて参りたいと考えております」

 民主党政権時代の2012年に成立した現在の特例公債法は、今年度まで自動的に赤字国債を発行できるようにしている。今回はこれを5年間延長し、2020年度までの赤字国債発行を可能にするもので、野党は政府の財政再建への取り組みが不十分だなどとして、批判を強めている。