過去最大の一般会計総額となる来年度予算案が、衆議院本会議で、与党などの賛成多数で可決された。憲法の規定により年度内の成立が確実になった。

　来年度予算案は１日夕方の衆議院本会議で採決され、与党などの賛成多数により可決された。一般会計総額は９６兆７２１８億円と過去最大で、「１億総活躍社会」実現に向け、幼稚園や保育所の保育料の軽減策や特別養護老人ホームを増やすための整備費用などが盛り込まれている。

　予算案は２日から参議院で審議されるが、憲法の規定により年度内の成立が確実となった。

　安倍首相「来年度予算の早期成立こそが最大の景気対策です。１日も早い成立を目指して緊張感を持って取り組んでいきたい」

　また、衆議院本会議では、来年４月の消費税率引き上げに合わせ、軽減税率の導入を盛り込んだ税制改正関連法案も可決された。