衆議院予算委 野党側、石破首相に繰り返し予算案の修正迫る
国会では31日から衆議院予算委員会で石破首相が出席する本格的な論戦が始まりましたが、異例の展開となっています。中継です。
何が異例かというと野党側が繰り返し予算案の修正を石破首相に迫ったことです。少数与党になり野党の修正要求をのまざるを得なくなったからで与党が多数を持っていたときには見られなかった光景です。
立憲・城井崇議員
「学校給食の無償化を実現すべきです。この内容での予算修正に応じていただきたいと思いますが、総理の見解をお願いします」
石破首相
「子ども子育て政策につきまして、効果検証をきちんと行いました上で最もふさわしい対応を考えてまいりたいと思っております」
立憲・城井崇議員
「(公立高校の)施設整備など支援を拡充する内容の予算修正に応じていただきたいと思いますが、総理、決断をお願いできますか」
石破首相
「他の党のいろんな考え方もございます。私どももその議論を承りながら、よりよい方向というものを目指してまいりたい」
立憲民主党の城井議員は政府の予算案は、検証した結果、政府基金を多く積み過ぎている、などと指摘。
その分を物価高対策のガソリン減税や高等教育の無償化などの財源に充てる、予算案の修正を求めました。
少数与党のなか、予算案の成立には野党の賛成が不可欠で、石破首相が野党側が迫る「予算案の修正」にどう応じるかが焦点です。