蓮舫氏“台湾籍”問題 党代表選に影響か
民進党の代表選挙に立候補し、台湾人の父親を持つ蓮舫代表代行が、台湾籍を持っているのではという指摘を受けている問題は、今後、代表選挙にどう影響するのかが焦点となっている。
蓮舫氏「私は日本人です。生まれ育った日本に誇りを持ってますし、愛してます。その部分では国籍法に基づいて正式な手続きで日本人になりました。台湾籍も放棄しています。ここに尽きると思っているんですが」「(Q(確認に)どのくらいかかるか言えない?)これは私が決めるものではありませんので」
蓮舫氏は確認に時間がかかることから、6日、改めて台湾籍を放棄する手続きを取っていて、7日も「正式な手続きを取っていて問題ない」との認識を強調した。
また、この問題について日本政府関係者は、仮に蓮舫氏が「台湾籍」を残したままにしていても日本政府が台湾を国と認めていないことなどから二重国籍とはならず、国籍法違反には当たらないとの見解を示している。
一方、民進党の一部からは、蓮舫氏が台湾籍から離脱していたことを証明できなかったことなどから「法律上の問題よりも民進党の代表として国民の理解を得られない」と、党の代表になる適格性を問う声も出始めている。
いまのところ代表選を戦っている前原氏と玉木氏は事態を静観する考えを示している。蓮舫氏は現段階で優位に立っているが、この問題が今後、選挙戦にどう影響するのかが焦点。