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二階幹事長 今村氏辞任に懐疑的な見方

2017年4月26日 21:22
二階幹事長 今村氏辞任に懐疑的な見方

 今村前復興相が東日本大震災について「まだ東北だったから良かった」と発言し辞任したことについて、自民党の二階幹事長は26日、発言をめぐるメディアの姿勢を批判すると共に大臣辞任の必要性について懐疑的な見方を示した。

 今村前復興相が所属する二階派会長の二階幹事長は問題の発言をした今村氏について「多少の思い上がりがあった」と厳しい見方を示しつつも次のように述べた。

 二階幹事長「人の頭たたいて血を出したというような話ではないんだから、言葉の誤解はない方がいいに決まってるけど、そういうことがあった場合には、いちいち首を取るまで張り切っていかなくてもいいんじゃないか」

 この発言に対して民進党の野田幹事長は「幹事長がそんな軽い判断をしているから、今村氏と同じような発言が政権から出るのではないか」と批判している。

 一方、今村前復興相の辞任を受けて国会審議はストップしていたが、与党側が来月8日と9日に衆参の予算委員会での震災復興をめぐる集中審議を受け入れたため正常化することになった。野党側は安倍首相の任命責任について厳しく追及する方針。