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春の叙勲 森元首相ら4080人が受章

2017年4月29日 5:54
春の叙勲 森元首相ら4080人が受章

 政治や芸術、文化などの分野で功績を残した人に贈られる春の叙勲の受章者が決まった。森喜朗元首相(79)が今回の最高位である桐花大綬章を受章するなど、計4080人が選ばれた。

 森喜朗元首相「最高の章をいただくということだから、率直に光栄なことだし、ありがたいことだと思っています」

 森元首相は、ロシアのプーチン大統領と個人的な信頼関係を築いたことを振り返り、平和条約締結交渉の進展に期待感を示した。

 また、1992年に日本レコード大賞を受賞した「白い海峡」などで知られる歌手の大月みやこさん(71)は、旭日小綬章を受章した。

 大月みやこさん「今日までの出会いをいただいた皆様に本当に心からお礼申し上げます。ありがとうございます」

 直木賞作家の佐藤愛子さん(93)も旭日小綬章を受章した。受章者全体の9.8%にあたる398人が女性で、人数、割合ともに2003年の制度改正以降、最高となった。

 一方で、「外国人叙勲」の受章者には、ギニア出身のタレント、オスマン・サンコンさん(68)ら、過去最多となる105人が選ばれている。