自民党の二階幹事長は３１日、来月１０日から韓国を訪問し、文在寅大統領と会談する方向で調整していることを明らかにした。

　二階幹事長は来月１０日から４日間の日程で韓国を訪れ、今月１０日に就任した文大統領と会談する方向で調整している。文大統領は、大統領選期間中に慰安婦問題をめぐる日韓合意の見直しを訴えるなど日本に厳しい姿勢を取っているが、二階氏は北朝鮮情勢が緊迫する中で、日韓両国が連携する必要性を訴える他、早期の首脳会談実現を求める方針。また、安倍首相からの親書を手渡すことも検討している。

　安倍首相と文大統領の最初の首脳会談は、７月にドイツで開かれるＧ２０首脳会議にあわせて行うことも想定されている。