九州北部を中心に記録的な大雨となっていて、気象庁は引き続き、福岡県と大分県に大雨の特別警報を発表している。菅官房長官は記者会見で、数多くの安否不明の情報があるとして、被災者の救命救助に全力で取り組む方針を示した。

　菅官房長官「政府としては総理の指示を踏まえ、人命を第一に、政府一体となって、被害者の救命救助、被害情報の把握に全力で取り組んでいるところです」

　菅官房長官は、「きょう未明から、警察、消防、自衛隊、約７８００人の態勢で被災者の救命救助など災害応急対策に全力であたっている」と述べた。

　また、政府は６日午前、首相官邸で関係閣僚会議を開き、対応を協議した。麻生副総理は、「異常事態であるということは間違いない」などと述べ、政府として被害の拡大防止に全力を尽くしていく考えを示した。

　政府は、福岡県と大分県にそれぞれ内閣府副大臣と政務官を団長とする政府調査団を派遣し、被災状況の把握と自治体との連携強化を行う方針。