政府は親子が一緒に大型連休を取るための「キッズウィーク」について、来年度の創設にむけた初会合を１８日に開催した。安倍首相は官民一体となって取り組む姿勢を強調した。

　安倍首相「来年度から地域ごとの実情に応じて、学校休業日の分散化を図る取り組みをします。キッズウィークの実践です」

　「キッズウィーク」とは、学校の夏休みなどの一部を別の時期にずらすもので、ずらした子どもの休みに合わせ、親も有給休暇を取得することで、親子が一緒に休みを過ごすことを目指す。

　政府は休暇を増やして観光などを活性化し、消費の拡大につなげたい考えで、来年度からの運用を目指している。

　安倍首相は会議の中で、これまでよりも有給休暇を取りやすい環境にするため企業に働きかけるなど、官民が連携して取り組む姿勢を強調した。

　政府は、地域ごとに協議会を設置し、企業などの意見も聞いた上で、９月中の閣議決定を目指す方針。