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ネット情報 BPOが番組制作者に注意喚起

2017年9月15日 1:32
ネット情報 BPOが番組制作者に注意喚起

 BPO(=放送倫理・番組向上機構)の放送倫理検証委員会は、フジテレビがインターネット上の情報の真偽を確認せず、事実と異なる放送をしたことを受けて、ほかのテレビ局にも注意を喚起する「委員長談話」を発表した。

 談話では、インターネット上の情報を番組制作で利用すること自体は、「現在の社会では避けることができない」と位置づけている。

 一方で、インターネットは「真実性の保証のない情報があふれる場」であり、「情報の利用には真贋(しんがん)を見極める能力が必要」と指摘している。

 その上で、番組制作者に対し「番組に真実でないことが紛れ込まないよう注意し、考える習慣を身につけること」を求めた。

 さらに、「疑いが解消するまで放送するべきではないという声をあげる強さを、一人一人が持つべきだ」などと指摘した。