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衆院選公示まで3日 事実上の選挙戦本格化

2017年10月7日 17:30
衆院選公示まで3日 事実上の選挙戦本格化

 衆議院選挙の公示まであと3日になった。与野党の幹部は、各地で演説を行うなど事実上の選挙戦を本格化させている。

 自民党・安倍首相「強い外交力を展開し、(北朝鮮の)核問題・ミサイル問題、何よりも拉致問題の解決に全力を尽くしてまいります。国民の命を守り抜き、そして日本の未来を切りひらいていくことができるのは、わたしたち自民党、そして公明党の連立政権であります」

 希望の党・小池代表「増税については、ちょっと待てよ、立ち止まって、そしてムダがないか、まず点検しよう。皆さま方が真に景気(回復)を実感できるような、そんな状況をつくっていこうじゃないか」

 日本維新の会・松井代表「(今までの野党は)共産党と一緒にチームを組んで何でもかんでも反対。だから、まともな野党がこの国には必要です。まともな野党を小池さんと切磋琢磨(せっさたくま)してつくっていきたい」

 公明党・山口代表「今回、消費税収の使い道を大きく変更して、教育負担を軽くすること、高齢者支援の施策を前倒しで実施すること、そして、あわせて軽減税率を実行すること、これをやらせていただきたい」

 共産、立憲民主、社民の3党は市民団体と会談し、憲法9条の改正反対などで一致し、協力を確認した。

 共産党・小池書記局長「改憲の大政翼賛会みたいな国会を絶対につくってはいけない。力を合わせて安倍政権、安倍自公政権、補完勢力に痛打を与える、そういう選挙にしていきたいと思っています」

 社民党・吉田党首「安倍政権打倒、そして改憲阻止、憲法をいかす政治の実現のために、社民党もしっかり役割と責任を果たす決意でございます」

 立憲民主党・枝野代表「情報を隠して、お友達にだけ甘い汁を吸わせているんじゃないか。こういう疑惑、疑念を持たれても、ろくな説明をしないで、本当にこんな政治を続けて、みなさん、いいんでしょうか」

 「日本のこころ」の中野代表は、「日本の国柄を大切にした自主憲法の制定を目指す」などと憲法改正が必要だと訴えている。

 衆議院選挙は来週10日に公示、22日に投開票が行われる。