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広島でスポーツ観覧の女性急増 総務省調査

2017年10月8日 22:56
広島でスポーツ観覧の女性急増 総務省調査

 9日の体育の日にちなんで、総務省統計局が取りまとめた統計データによると、広島県でスポーツ観覧をする女性が急激に増えたことがわかった。

 5年に一度行われる「社会生活基本調査」で、1年間に「スポーツ観覧」を1回以上行った人の割合を都道府県別に見てみると、全国平均は21.5%であったのに対し、広島県が32.9%と最も高く、平成13年の調査と比べても10ポイント以上上昇している。特に広島県の女性は10年前の調査に比べ倍近くに増えている。

 2位は宮城県、3位は福岡県で、トップ3県はいずれも野球とサッカーのチームの本拠地を抱えている。4位の神奈川県も横浜ベイスターズなどの観客動員数が増えていることもあり、前回調査の14位から4位に急上昇している。

 また、盛んなスポーツを調べたところ、「ウオーキング・軽い体操」が41.3%で1位だった。次いで「器具を使ったトレーニング」などとなっている。

 5年前の前回調査からの伸び率で見ると、卓球、バドミントン、バスケットボールなどが大きく増えている。

     ◇

【スポーツ観覧】
・広島県・・・32.9%
・宮城県・・・26.4%
・福岡県・・・26.1%
・神奈川県・・25.3%

【全国女性と広島県女性の比較】
06年→11年→16年の推移

・全国女性:「16.7%」→「15.0%」→「17.4%」
・広島女性:「16.9%」→「22.8%」→「29.3%」

【盛んなスポーツ】
・ウオーキング・軽い体操・・・41.3%
・器具を使ったトレーニング・・14.7%
・ボウリング・・・・・・・・・12.7%

【伸び率】2011年→2016年の推移
・卓球:5割増し(4.5→6.8%)
・バドミントン:4割増し(4.8→6.7%)
・バスケットボール:2割強増し(3.5%→4.3%)