小野寺防衛相は来日中のフランス・パルリ国防相と会談し、中国の海洋進出を念頭に、自由で開かれたインド太平洋戦略を推進するため、両国の連携を強化する方針で一致した。

小野寺防衛相「力による現状変更はあってはならず、これからも日仏協力して、自由で開かれたインド太平洋のために努力をしていきたいと思います」

会談で小野寺防衛相は、南シナ海に中国が埋め立てた人工島などの状況を、写真を用いて詳しく説明した。これに対し、パルリ国防相は、「航行の自由」をアピールするためフランスの艦船を今年も派遣する考えを示すとともに、来月、海上自衛隊と行う共同訓練の意義を強調した。

両大臣はまた、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対して、圧力を最大限まで高め、政策を変えさせる方針を確認した。

一方、河野外相はルドリアン外相と会談し、安倍首相とマクロン大統領の年内相互訪問に向けた調整を進め、両国関係を強化する方針を確認した。