初当選の渡具知氏「複雑な民意が示された」

アメリカ軍・普天間基地の辺野古移設が争点となった沖縄県名護市の市長選挙で、初当選を果たした渡具知武豊氏は5日、選挙結果について、「複雑な民意が示された」との認識を示した。
4日に投開票された名護市長選挙では、辺野古移設を推進する政権与党の支援を受けた前市議の渡具知氏が、「移設反対」を掲げた現職を破り、初当選を果たした。一夜明けた5日朝、渡具知氏は、選挙結果について「複雑な民意が示された」と述べ、必ずしも辺野古移設推進が支持されたわけではないとの認識を示した。
渡具知氏「複雑な民意だと思います。私を支持した人も辺野古の移設については反対する人がおそらく何%かいたと思います」
名護市民(60代)「基本的には基地反対なんですよ。名護市を変えてくれるかどうか信じて入れたので、この一票重かったです」
名護市民(大学生)「基地の問題で反対派の意見も賛成派の意見もうまく取り入れてくれるんじゃないかなって」
渡具知氏は今月8日に、市長に就任する。