自民・西田氏「財務省のための情報操作」

森友学園を巡る決裁文書が改ざんされていた問題で、野党4会派が欠席する中、安倍首相が出席する集中審議が開かれた。この中で安倍首相は改めて国有地売却への自らの関与を否定した。
自民党の西田議員は決裁文書の改ざんは「財務省による財務省のための情報操作だ」と述べて財務省に責任があるとの認識を強調した。
自民党・西田議員「(名前が)かえって消されることによって、とんでもない、ご夫人も総理も迷惑を受けたと思ってるんですけれども」
安倍首相「この書き換え前の文書を見ても、私や私の妻が関わっていないということは、明らかであろうと」
西田議員「自分たちの言ってきたことが逸脱することがなかったということを見せるために、隠していたとしか考えられない、まさに財務省による財務省のための情報操作なんだよこれは」
麻生財務相「今ご指摘になりましたとおり、答弁との間の誤解を招かないようにというためが、主たる目的だったのではないかと」
また安倍首相は「私から書き換えを指示したことはまったくない」と述べた。
さらに昭恵夫人が籠池前理事長に「いい土地ですから前に進めてください」と話したという記述について「妻に確認したが当然そんなことは言っていない」と否定した。
麻生財務相の進退については「全容を解明する責任を果たしていただく」と述べ、続投させる考えを改めて示した。
一方、佐川氏らの証人喚問を求めている野党4会派は委員会を欠席したが、14日の質疑を厳しく批判している。
希望の党・山井議員「役人に責任をおっかぶせるのは、政治家として最低だと思います」
山井議員はまた「財務省は安倍総理を守るために改ざんに追い込まれた」と指摘した。