内閣支持率急落 自民党内で危機感強まる
NNNがこの週末に行った世論調査によると、安倍内閣の支持率は30.3%と、第二次安倍政権発足後、5年あまりで最低となった。内閣支持率の急落を受けて、自民党内には危機感が強まっている。
自民党・小泉筆頭副幹事長「なぜ書き換えたのか、真相究明を徹底的にやらなければいけない。(佐川氏の証人喚問は)やるべきだと思います。知りたくないですか、なぜ書き換えたのか」
また、岸田政調会長は「謙虚に受けとめて、信頼回復に向けて何をすべきか考えないといけない」と述べた。自民党内では「支持率は、まだまだ下がるのではないか」と懸念する声も出ている。
一方、安倍首相は周辺に「支持率に一喜一憂はしない。1か月もすれば落ち着いていくのではないか」と話しているという。麻生財務相周辺は「辞任した方が大変なことになる。こつこつやっていくしかない」と語っている。
しかし、野党側は攻勢を強めている。
立憲民主党・福山幹事長「安倍政権は国会で全く真実を語らないと。国民の信頼が失われているというのは当然のことだと思います」
また、共産党の志位委員長は「国民をあざむく行為をやってきて、本質的な反省がみられないことに対する不信だ」と述べている。
ある希望の党の議員は「安倍内閣を倒せる。今週が山場だ」と話している。