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麻生財務相の“報道批判”野党側が追及

2018年3月30日 12:55
麻生財務相の“報道批判”野党側が追及

国会では、森友学園の問題をめぐり、麻生財務相が決裁文書の改ざんに比べ、TPP(=環太平洋経済連携協定)の報道が少なかったと不満を述べたことについて、野党側は「不適切だ」と厳しく追及している。

麻生財務相は、「TPPはもっと高く評価されてしかるべきだ」とする一方で、森友問題と比較したことについては「反省する」と述べた。

共産党・大門実紀史議員「森友問題、改ざん問題と比べて言及されたところが、これだけ大問題になっている。しかも、その当該の財務省を所管する財務大臣として不適切ではなかったのか」

麻生財務相「少なくともあの(TPPの)話は、もっと高く評価されてしかるべき話なのが、全く(新聞に)出ませんでしたから、何だこれはというのが、ちょっと正直びっくりしましたもん。それを申し上げたんですが、森友と比較したのがよろしくないという点に関しては、反省をいたします」

また、民進党の古賀議員が発言の真意をただしたのに対して、麻生財務相は「森友学園の問題を抱えているが、TPPは日本にとって極めて大きな問題だということを表現した」と釈明した。

一方、立憲民主党の枝野代表は、麻生財務相の辞任を求めた。

立憲民主党・枝野代表「いい加減なことをいってマスコミ批判すると。もうやる気がないんじゃないか。やる気がないんだったら国民のために、さっさと地位を引かれるべきではないか」

枝野代表は「当事者意識を全く欠いた発言だ」と厳しく批判した。