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野党側が撤回要求 麻生財務相“報道批判”

2018年3月30日 16:07
野党側が撤回要求 麻生財務相“報道批判”

国会では、森友学園の問題をめぐり、麻生財務相が決裁文書の改ざんに比べTPP(=環太平洋経済連携協定)の報道が少なかったと不満を述べたことについて、野党側は発言の撤回を求めた。

麻生財務相は「TPPの記事が出ないことが問題だと言いたかった」とする一方で、「誤解を招く発言があったとすれば謝罪する」と述べた。

立憲民主党・風間直樹議員「これはやはり佐川(前国税庁)長官の任命権者の大臣がおっしゃることじゃないと私は思います」「森友の方がTPP11より重大だと考えているのが日本の新聞のレベルと、このご発言につきましては、撤回をされた方がいいと思いますが」

麻生財務相「このTPPのことに関して、まったく記事が出ないというところが問題なんだという点を申し上げたかったんで、誤解を招くような発言があったとすれば、謝罪申し上げます」

また、民進党の古賀議員が発言の真意をただしたのに対して、麻生財務相は、「森友学園の問題を抱えているがTPPは日本にとって極めて大きな問題だということを表現した」と釈明した。

一方、立憲民主党の枝野代表は麻生財務相の辞任を求めた。

立憲民主党・枝野代表「いい加減なことをいってマスコミ批判すると。もうやる気がないんじゃないか。やる気がないんだったら国民のためにさっさと地位を引かれるべきではないか」

枝野代表は「当事者意識を全く欠いた発言だ」と厳しく批判した。