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「即刻辞職」日報問題で野党が防衛相追及

2018年4月5日 15:43
「即刻辞職」日報問題で野党が防衛相追及

イラクでの自衛隊の「日報」が、発見から約1年間、小野寺防衛相に報告されなかった問題。野党側は、防衛相のシビリアンコントロールがきいてないと追及している。

民進党の小西議員は、シビリアンコントロールがきいていないなら小野寺防衛相は辞任すべきだと迫った。

民進党・小西議員「イラク日報の存在を大臣に上げなくていいと判断した防衛省自衛隊の責任者、そしてその責任者の名前、責任者がそういう判断をした日時。把握してないんだったら、シビリアンコントロールは何もないということで、即刻辞職すべきだと思います」

小野寺防衛相「大臣に上げなくていいという判断をした者というのは、ちょっと、私、どういう意図かわかりませんが、少なくても、イラクの日報があったということを確認した段階で、第一報を私に入れるべきだと、これは大変遺憾だと私は思っております」

小野寺防衛相は、「一報は大臣に入れるべきで大変遺憾だ」と述べたが、小西議員は「こういう隠ぺい体質は安倍内閣の体質そのものだ」と批判した。

野党側は、稲田元防衛相の国会招致と日報問題の集中審議を求め、攻勢を強めている。

立憲民主党・枝野代表「隠ぺい改ざんが各所で行われている。これでは国会審議のやりようがない」

野党側の反発で、午後1時から予定されていた衆議院本会議は開かれていない。国会審議にも日報問題の影響が出始めている。