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日報を発見の隊員“問題の文書と認識ない”

2018年4月5日 21:39
日報を発見の隊員“問題の文書と認識ない”

イラクでの自衛隊の「日報」が発見から、およそ1年間、防衛相に報告されなかった問題。陸上自衛隊のトップ山崎陸上幕僚長は会見で、日報を発見した隊員は国会で問題になっている文書という認識がなかったと説明した。

山崎陸幕長「国民のみなさまからの信頼をゆるがす事態となってしまいました事につきまして、陸上幕僚長として深くおわび申し上げます」「国会等において問題になっているとか、大臣の指示に基づいて捜索しているんだとかいう風な意識がなかったという一報を受けていますので」

山崎陸幕長は「誰の指示で大臣に報告しなかったのか、しっかり解明したい」と強調した。

財務省の決裁文書改ざんなど相次ぐ問題には、与党内からも苦言も出ている。

自民党・竹下総務会長「明らかに緩みがあるなと。こんなに重なるというのは、やっぱり、いけないという風に考えています」

また、野党側は「国会審議の前提が崩れた」などとして午後に予定されていた衆議院の本会議を欠席。稲田元防衛相らの国会招致や日報問題の集中審議を行うべきだとして、法案審議の日程協議を拒否する構えを見せている。日報問題は国会審議にも影響が出ている。