“存在しない”日報 航空自衛隊でも発見
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「存在しない」とされていた、イラクでの自衛隊の「日報」問題。小野寺防衛相は、6日朝、陸上自衛隊だけでなく新たに航空自衛隊でも日報が見つかったことを明らかにした。
日報は新たに、航空自衛隊からも見つかった。問題はどこまで拡大するのか。小野寺防衛相は「大変遺憾に思う」と述べている。
小野寺防衛相「けさ、丸茂航空幕僚長より、航空幕僚監部運用支援・情報部に保存されていることを確認したとの報告がありました」「今回見つかったということを大変遺憾に思います」
小野寺防衛相によると、新たに発見されたのは2003年から2009年にかけての、イラクでの航空自衛隊の活動に関する日報、3日分3枚。
野党側から5日に資料の提出を求められ、5日のうちに発見したという。
小野寺防衛相は一連の問題について、「シビリアンコントロールに関わりかねない重大な問題だ」と危機感をあらわにし、徹底的に調査する考えを強調した。
与党幹部からも「ちょっと考えられない」と、厳しい見方が出ている。
一方、野党側は、さっそく強く批判している。
立憲民主党・辻元国対委員長「防衛省ぐるみということになるんじゃないでしょうか。シビリアンコントロール、本当に心配です」
野党側は、政権の姿勢をただすため、安倍首相が出席する集中審議を求めていて、与党側は、6日朝、「可能な限り努力する」と応じた。
稲田元防衛相らの国会招致も含め、野党側は追及姿勢を強めている。