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“都構想反対”大阪府連を安倍首相が支持

2018年4月14日 20:34

安倍首相は自民党大阪府連の会合で、日本維新の会の看板政策である「大阪都構想」について反対の立場である大阪府連を支持する考えを示し、秋の党総裁選挙を控え、府連に配慮する姿勢を明確にした。

安倍首相は大阪を拠点とする維新とは良好な関係を築いており、維新と対立する自民党の大阪府連には不満がたまっていた。こうした中、安倍首相は大阪府連の会合に出席した。地方組織の会合に首相・総裁が出席するのは異例のこと。

安倍首相「(大阪都構想について)賛成するか、反対するか、住民投票をするかどうか。それを決めるのは大阪府連の皆さんが決めていく。そして、その決めたことは同時に自民党の考え方である。そして、自民党の総裁たる私の、安倍晋三の考え方でもあるわけであります」

安倍首相はこのように述べ、維新の看板政策である大阪都構想に反対する、大阪府連を支持する姿勢を明確にした。森友学園や加計学園の問題などにより政権が揺らぐ中で、秋の党総裁選挙をにらみ、大阪の地方票を確保するねらいがあるものとみられる。