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福田次官辞任へ 記事は否定「裁判の中で」

2018年4月18日 22:20
福田次官辞任へ 記事は否定「裁判の中で」

麻生財務相は、一部週刊誌で女性記者にセクハラ発言をしたと報じられた財務省の福田事務次官が辞任すると発表した。一方、福田次官も取材に応じ、改めて事実関係を否定した。

麻生財務相「福田次官から疑惑について、引き続き、身の潔白を明らかにしていきたいが、この報道をきっかけにした現在の状況をかんがみると、職責を果たすことが困難である、として辞職の申し出があり、私としては認めることにしている」

一方、福田事務次官も取材に応じ、次のように述べた。

──辞任について
「このような報道が出てしまったこと自体が不徳の致すところ。私のことで迷惑をかけたすべての関係者の皆様におわびを申し上げたいと思います」

──週刊誌の記事について
「あんなひどい会話をした記憶はありません。週刊誌に掲載された私に関する記事については、事実と異なるものと考えており、裁判の中で引き続き争って参りたいと考えております」

──報じられた音声は自身の声と認める?
「自分の声は自分の体を通じて聞くので、私は録音された声が自分のものかどうかはよくわからないので、そういうふうに申し上げました。ただ、福田の声に聞こえるという方が多数おられることは知っています」

麻生財務相としては、福田次官の辞任を認めることで混乱が広がることを避ける狙いがあるとみられるが、麻生財務相の責任を追及する声は強まりそうだ。