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「どうしたものか…」約5000人分の予約がキャンセル見込み 大雨で土砂流入の温泉旅館片付け作業に追われる 山形・最上町

2024年7月31日 12:33
「どうしたものか…」約5000人分の予約がキャンセル見込み 大雨で土砂流入の温泉旅館片付け作業に追われる 山形・最上町

山形県最上町の温泉旅館では記録的な大雨により発生した土砂崩れで、建物に流れ込んだ土砂の後片付け作業に追われています。

伊藤悠貴記者「山から流れ込んだ土砂は旅館の露天風呂のこの辺りまで来たことが分かる」

最上町の瀬見温泉にあるこの旅館では26日の未明、近くにある山の斜面が崩れ、大浴場や露天風呂まで土砂が流れ込みました。

客に四季の自然を楽しんでもらおうと、先月、大浴場をリニューアルしたばかりだったといいます。

観松館・高橋裕社長「かなりショックで泣きそうに なりましたよね。(被害状況を)見た時は」「場所を移転してできるものでもないし、温泉もあるので。どうしたものかな」

この旅館は、大浴場の復旧などには時間がかかるとして、来月末までの営業休止を決めました。およそ5000人分の予約がキャンセルになる見込みです。
瀬見温泉旅館組合によりますと、組合に加盟する6軒の旅館のうち2軒が休業、1軒が規模を縮小して営業し、通常通り営業しているのは3軒だということです。

一方、「道の駅もがみ」では、そばを流れる最上小国川が氾濫し公園へ向かう吊り橋が崩落するなどの被害があり、今も休業となっています。
31日の山形県内は気圧の谷の影響により大雨となる所がある見込みです。31日夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意が必要です。

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