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インターハイで 初の頂点目指す「強豪 大村高校漕艇部」競技名はボートから “ローイング”に《長崎》

2024年7月31日 14:00
インターハイで 初の頂点目指す「強豪 大村高校漕艇部」競技名はボートから “ローイング”に《長崎》

ボートから競技名が変わった「ローイング」。

県内の強豪 大村高校漕艇部は、今年 6種目すべてでインターハイの切符を勝ち取りました。

8月8日から地元で開催されるインターハイ。

全国のライバルとの戦いで、初の頂点を目指します。

▽1人漕ぎの「シングルスカル」漕艇部のエースが目指すのは…

(大村高校漕艇部 田中真緒選手)
「オールが入らずに押すのを始めてしまうと船も進まないし、逆に失速してしまうので、“入れて押す” という基本的なところをまず意識している」

全身の力をオールに伝え、1キロの直線距離を漕ぎ進む「ローイング」。

大村高校漕艇部は、今年で創部129年の伝統がある県内の強豪です。

男女40人の部員は、学校から車で約30分移動した 諫早市の本明川水上競技場で練習に励んでいます。

エースは3年生の田中 真緒選手。

先月、佐賀県で行われた全九州高校大会では、1人漕ぎの「シングルスカル」で優勝を果たしました。

中学時代にバレーボールで培ったフィジカルを武器に、高校からローイングの世界に。

(大村高校漕艇部 田中真緒選手)
「気持ち的には結構 孤独感もあって、自分に負けたら船も進まない。自分に負けないように練習でも強く漕いで、テクニックとパワーの掛け合わせというか組み合わせ的なもの」

見据えるのは、来月、ホームの本明川で行われる「インターハイ」です。

(大村高校漕艇部 田中真緒選手)
「スタートが弱くて体力を残そうとしてしまう癖があるので。スタートで自分を抑えずに、スタートから自分の漕ぎで最後まで通せたらベスト。雷が鳴るまではやる」

苦手なスタートダッシュの克服に向けて自身を追い込みます。

▽2人漕ぎの「ダブルスカル」カギはシンクロ率

2人漕ぎの「ダブルスカル」で全国の舞台に挑むのは、梶﨑 悠志郎選手と西村 南一紀選手。

高校からローイングを始めた2人の最大の強みは、コンビネーションです。

(大村高校漕艇部 梶﨑 悠志郎選手)
「1人じゃなくて2人なので。2人だけどやることが一緒ではなく、役割があって、僕はリズムを作って後ろから押してもらう」

(大村高校漕艇部 西村 南一紀選手) 
「パワーを悠志郎がつくったリズムの上に乗せてあげるのが役割」

漕ぎのシンクロが高まれば高まるほど、スピードはぐんぐん上がります。

男女とも目指すのは「全国王者」。

地元開催の大舞台に気力もみなぎります。

(大村高校漕艇部 田中真緒選手)
「両親や周りの応援してくれる人に感謝の気持ちを忘れず、結果で恩返しできるように優勝を目指す」

(大村高校漕艇部 西村 南一紀選手)
「僕たちの強みは、やっぱりこのコンビネーションだと思っているので、しっかり生かして必ず取っていきたい」

(西村・梶崎ペア) 
「インターハイ。優勝するぞ」

インターハイのローイング競技は、8月8日から12日に開催。

会場は諫早市の本明川ボートコースです。

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