スマートフォンに届いたメールの内容を信じた20代の女性が、現金約383万円余りをだましとられる被害があり、警察が特殊詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、南魚沼市の女性（20代）は7月2日、スマートフォンに届いた「現在、料金が未納状態となっています。会員削除の処理はメールだけではできない為、カスタマーサポートに電話をしてください」という内容のメールを確認しました。

メールに表示されていた電話番号に電話をかけ、応対した相手に、メールの内容には身に覚えがない旨を伝えたものの、相手から名前・年齢・住所等を聞かれたため伝えると「有料アダルトサイトの未納料金がある。支払ってもらえれば、ほぼ全額返金できる」「コンビニで電子マネーカードを購入して封筒に入れて郵送してほしい」と指示されたということです。

女性はコンビニエンスストアで44万円分の電子マネーカードを購入。記載された番号を電話で相手に伝えた後、指示された場所に郵送したということです。

女性はその後も相手から何度も電話を受け、「全国のアダルトサイトの登録状況を確認したら、複数の登録があり、未納料金がある」などと言われたことで、計6回、約383万円分の電子マネーカードを購入し、郵送をしたということです。

その後もさらに相手から金を要求されたため、詐欺ではないかと思い警察に相談。詐欺被害と判明したということです。

警察は女性からの被害届を受理し、捜査を進めています。