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歓喜にわく「佐渡島の金山」 待ちわびた世界遺産登録 住民たちはお祝いムードに包まれ 《新潟》

2024年7月29日 19:43
歓喜にわく「佐渡島の金山」 待ちわびた世界遺産登録 住民たちはお祝いムードに包まれ 《新潟》

島の悲願が実りました。「佐渡島の金山」が7月27日、新潟県で初めてとなる世界文化遺産の登録を決めました。住民たちが待ちわびた世界遺産の登録に佐渡はお祝いムードに包まれています。

佐渡汽船の両津港ターミナル。

“世界遺産”「佐渡島の金山」を祝福するためきょう横断幕が掲げられました。

佐渡にその知らせが届いたのは、日本時間の27日午後。

インドの首都ニューデリーで開かれたユネスコの世界遺産委員会。

江戸時代を中心に日本最大の金の生産地として発展した「佐渡島の金山」を世界文化遺産に登録するか審議しました。

(リポート)
「こちらの佐渡会場では地元の人たちが次々と駆け付け運命の瞬間を見届けようと固唾を飲んで待っています」

“その時”を見届けようというのです。

その中に緊張した様子で見守る人が…。

小沢三四郎さんです。

島でガイドをしながら「佐渡島の金山」の世界遺産登録を推進する活動も行っています。

〈小沢三四郎さん〉
「これが続くと疲れるのでもうなってください、お願いしますと」

歴史的な瞬間を見届けようと新潟市など特設会場が設けられました。

そして、ついにその時が…

(リポート)
「佐渡島の金山が世界遺産登録に決定しました。悲願の世界遺産登録です」

〈地元住民〉
「長い間ずっと決まってなかったので決まってうれしい」
「めっちゃ嬉しかったです。聞いた時 やった、やっとなったのかみたいな、めっちゃうれしかった」

〈地元住民〉
「みんなが汗かいてきた結果だと思うので、バトンをつないで僕らとしても 頑張っていきたい」


ほっとした様子の小沢さん。

〈小沢三四郎さん〉
「世界遺産というのは楽しむだけじゃなくて学ぶだけじゃなくて味わうものがある。味があるということを知ってもらいたい、そういうことができるガイドに なれたらいい」

世界遺産の登録は国内で26件目。

新潟県では初めてです。

島に響く、笛の音。

そして、佐渡おけさ…。

〈地元住民〉
「ずっと念願だった佐渡金山もみなさまのおかげでようやく世界遺産登録。とてもいい気分です」

住民たちは喜びを分かち合い…。島は、お祝いムードに包まれました。

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