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カジノの設置含む IR整備法案を閣議決定

2018年4月27日 15:35
カジノの設置含む IR整備法案を閣議決定

政府はカジノの設置を、全国で3か所まで認めることなどを盛り込んだIR(=統合型リゾート施設)を整備する法案を27日朝、閣議決定した。

政府は法案の今国会での成立を目指しているが、森友・加計問題や財務事務次官のセクハラ問題などをめぐって与野党の対立が激しくなる中、先行きは不透明。

27日朝、閣議決定された法案では、カジノの設置を、全国で3か所まで認めるほか、日本人客の入場料金を1回6000円とすることや入場回数を週3回、月10回までに制限することなどが定められている。安倍首相はIRの整備に向けた会合で、ギャンブル依存症の対策などに万全を期す考えを強調した。

安倍首相「世界中から観光客を集める滞在型観光が実現されるとともに、世界最高水準のカジノ規制によって、依存症などのIRに対する様々な懸念に万全の対策を講じてまいります」

法案をめぐって野党側は、「ギャンブルで成長戦略という姿勢が間違っている」としているほか、「依存症を助長する」などと反対の姿勢を示していて、審議は難航が予想される。