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「森おろし」の背景と公明党の存在感

2018年4月27日 22:09
「森おろし」の背景と公明党の存在感

ニュースのポイントをコンパクトにまとめた「深層NEWS ここにフォーカス」。公明党の神崎武法元代表による、2001年に当時の森首相を辞任に追い込んだ、いわゆる「森おろし」の背景と自公連立政権での公明党の存在感について取り上げる。

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元公明党代表・神崎武法氏

残念ながら、(森首相には)私が引導を渡した感じになりますね。(2001年)夏に参議院選挙が予定されていて、このままでは選挙に勝てないという空気を、私ども(公明党)も思ったし、自民党内でもそういう空気だった。

ですから、何としてでも森首相を代えるしかないんじゃないのということを、野中(広務)さんたちにも言ったんですけど、動こうとしなかった。

それならばもう、こっちから動くしかないなということで、私がもう森さんに厳しい注文をつけて「森おろし」の言動をしたわけですね。

もし森さんが辞めなければ、自分も(公明党の)代表を辞めると腹をくくってやったこと。

(Q刺し違えるぐらいの覚悟で?)そうですね。私は公明党の存在感をどう出すかを常に考えながら発言をしてきた。自民党と公明党の緊張関係をしっかり持ちながら、言うべきことはきちんと言っていかないと、存在感は出ないと思う。そこはいまの山口代表もがんばってもらいたい。