“森友・日報”「ない」が次々に 野党反発
国会で繰り返し「ない」と説明されてきた、森友学園をめぐる交渉記録や自衛隊の日報が次々と出てきたことに、野党側は強く反発している。
野党側は「政府がウソをついてきた責任をとるべき」だと厳しく批判している。
立憲民主党・福山幹事長「昨年からの1年間の国会は何だったのか。国会と国民をバカにするのもいいかげんにしろと」
一方、国会では会期末を来月20日に控え、政府・与党が重要法案の採決を急いでいる。
政府・与党は今国会の最大の焦点「働き方改革関連法案」の23日中の委員会採決を目指しているが、野党側は「ウソをついた責任を誰もとらないで、重要法案を全部強行採決するというのはとんでもない」などと徹底抗戦の構え。
立憲民主党・池田議員「委員長、まだまだ審議は不十分でありますし、さらに言えば、基となっている出発点のデータでさえ、まだしっかりとしたものにはなっておりません。当然、今日の強行採決なんてことは絶対ないようにお願いをしたいと思います」
高鳥厚労委員長「委員長としてはその(与野党の)協議の推移を見守りたいと思います」
野党側は採決を阻止するため、厚生労働委員長の解任決議案や加藤厚労相の不信任案の提出を検討していて、与野党の攻防が激しくなっている。