安倍首相は１１日夕方、アメリカのトランプ大統領と電話で会談し、最新情勢の説明を受けた。拉致問題の提起について、トランプ大統領は「１００％保証する」と話したという。

安倍首相「（トランプ大統領から）最新の現在までの時点での情勢について、説明がありました。そして、明日の首脳会談における方針について、さらに綿密なすり合わせを行いました」

電話会談で両首脳は、基本的な方針について日米、日米韓で完全に一致していることを改めて確認したほか、拉致問題を直接提起する方針を再確認した。トランプ大統領は「１００％保証する」と応じたという。

その上で両首脳は、北東アジアの平和と安定に向けて、大きな一歩を踏み出す歴史的な会談となるよう、引き続き協力していくことで一致した。

電話会談が急きょ行われた背景には、米朝首脳会談を１２日に控え、何らか協議しなければならない事態が発生した可能性もある。

なお、１２日の会談終了後に安倍首相は再び、トランプ大統領から報告を受けるという。