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加計理事長、初の会見…愛媛県は対応を批判

2018年6月19日 19:08
加計理事長、初の会見…愛媛県は対応を批判

加計学園の問題が発覚してから、加計孝太郎理事長が初めて会見を開いた。獣医学部新設について申請が認められる前に安倍首相と面会したことを否定し、実際になかった安倍首相との面会を引き合いに出して申請を進めたことを謝罪した。

加計孝太郎理事長「もう3年も前のことですので、記憶にもございませんし、記録にもありませんでした」

──虚偽の申請ということで、刑事責任に問われる必要があるのでは
加計孝太郎理事長「全く問題なかったというふうに聞いております」

──公的機関に対してウソを言った反省はないのか
加計孝太郎理事長「申し訳ございませんでした」

──なぜそんなことが起きたかをちゃんと原因究明しないと…
加計孝太郎理事長「これからは気をつけます」

加計理事長は、事務局長がウソの説明をしたとして、6か月間、給与を1割の減給処分とし、自らも1年間、給与の1割を自主返納することを明らかにした。

これに対し、愛媛県の中村知事は19日夕方、対応が遅いと批判した。

中村知事「民間会社であれば、早く対応するというのが危機管理上の鉄則だと思いますので、そういう観点から見ると、もっと早く(会見)できなかったのかなと」

また、野党は「国民が納得しない」として、改めて加計理事長の証人喚問を求めたが、与党側は応じない方針。

政府・与党内からは「けじめがついた」という声も上がっていて、この会見で幕引きをはかりたい考え。