ポンペオ長官「米朝高官で拉致問題も協議」
北朝鮮の平壌で行われた米朝高官協議を受けて、河野外相は8日、都内で、アメリカ、韓国の外相と今後の対応を協議した。
3か国の外相は、共同で記者会見に臨む。河野外相は冒頭、「新たなスタートを切りたい」と問題解決への意欲を発信する方針。
会談では、北朝鮮に非核化に向けた具体的な行動を促すための方法を話し合った。河野外相は会見で、「3か国の揺るぎない結束を再確認することができた」と連携を強調する方針。
これに先立ち、ポンペオ国務長官は安倍首相と面会し、北朝鮮で行われた高官協議の結果を説明した。
ポンペオ国務長官「(米朝高官協議では)核、それから拉致問題、日米そのほか、世界にとって重要なあらゆる問題をとりあげました」
ただ、高官協議をめぐっては、ポンペオ長官が手応えを強調する一方、北朝鮮側はアメリカ側が一方的に非核化を求める態度を非難し、強くけん制している。政府関係者も「ポンペオ長官の表情を見て(米朝協議の)本当の雰囲気が知りたい」と述べるなど、北朝鮮側の真意も含めて見極めていく方針。