自民党総裁選 きょうから本格論戦スタート
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安倍首相と石破元幹事長の一騎打ちとなった自民党総裁選。北海道での地震を受けて、9日までの3日間、選挙活動が自粛されていたが、10日から本格的な選挙戦が始まる。
午前10時現在、3選を目指す安倍首相による演説が行われている。安倍首相は森友・加計問題を念頭に自らを「至らない人間」と述べ、「批判を真摯(しんし)に受け止め、謙虚に丁寧に政権運営を行いたい」と語った。
これに先立ち、石破氏は出陣式で決意表明を行った。
石破元幹事長「日本をどう変えていかねばならないのか。一言で言えば国民ひとりひとりの幸せを実現することです。ひとりひとりの所得を増やすことです。将来に安心できる、そういう社会をつくることです」
安倍陣営ではすでに自民党議員の8割以上、約340人を固めている。陣営の幹部は、「石破氏の議員票は100票以下に追い込みたい」と語っていて、「今後、上から目線ではなく謙虚に一人一人お願いしていく」と徹底した票固めを行う方針。
一方の石破陣営の出陣式に集まった石破氏支持の議員は33人にとどまり、今後の党員票の広がりが焦点。
10日は、演説会の後に記者会見が行われ、安倍首相はアベノミクスや外交などこれまでの実績を強調する見通し。対する石破氏は、森友・加計問題を念頭に政治や行政の信頼回復を訴えていく方針で激しい論戦がスタートすることになる。