安倍首相vs石破氏“改憲”姿勢違い鮮明に
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自民党の総裁選挙は北海道での地震を受け9日まで自粛されていたが、10日から論戦がスタートした。安倍首相と石破元幹事長は共同記者会見を行い、憲法改正などについての考えを訴えた。
安倍首相が9条改正を含む自民党案について秋の臨時国会に提出を目指す考えを示したのに対し、石破氏は理解は深まっていないとクギを刺すなど姿勢の違いが鮮明になっている。
安倍首相「秋の臨時国会を目指して議論を進めていただきたい」「もう私は、今回しか総裁選挙に出られませんから。あとの3年で(憲法改正に)チャレンジをしたいと考えております」
石破元幹事長「理解ないまま国民投票にかけちゃいけません。誠実な努力を着実にやっていく上で、初めてそれが俎上(そじょう)に上るもの、私はそう思います」
また、森友学園をめぐる文書改ざんなど一連の不祥事をめぐり、石破氏が「政治の過度の介入で、官僚が萎縮することがあってはならない」と批判したのに対し、安倍首相は「政治がリーダーシップを発揮すべきこと自体に間違いはない」と反論した。
ただ、ようやく始まった2人の論戦だが再びストップする。
安倍首相は記者会見の後、ロシアのウラジオストクで行われる国際会議に出席するため日本を後にした。論戦が再開するのは安倍首相が帰国する13日以降となり、今月20日の総裁選当日まで約1週間の短期決戦となる。