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海自艦と中国艦が連絡メカニズムで…初映像

2018年9月11日 4:38
海自艦と中国艦が連絡メカニズムで…初映像

南シナ海を航海中の海上自衛隊の護衛艦「かが」と中国軍の艦艇が、偶発的な衝突を防ぐための「海空連絡メカニズム」に沿って連絡をとる様子を日本テレビのカメラが初めてとらえた。

かが通信士「中国艦艇、艦番号572、本艦の針路は270度、速力は12ノットです。どうぞ」

中国軍艦艇「海上自衛隊の艦艇、艦番号184(かが)へ。こちらは中国軍艦…」

これは、中国が実効支配を強める南シナ海で10日、海上自衛隊の護衛艦「かが」を監視するため並走した中国海軍のフリゲート艦と、「かが」が通信した際のやりとり。

「海空連絡メカニズム」は、日中両政府が、自衛隊と中国軍の偶発的な衝突を防ぐため合意した連絡のしくみで、今年6月から運用を開始している。

海上自衛隊との通信を経て、中国船がぶつからないように針路を変えた。

「海空連絡メカニズム」に基づく実際のやりとりをメディアが撮影したのは今回が初めて。