自民党の総裁選挙は２０日午後、国会議員の投票が行われ党員・党友票とあわせて開票が行われる。安倍首相が石破元幹事長をおさえて連続３期目の当選を果たす見通し。

安倍首相の勝利は確実な情勢だが、党員・党友票で石破氏が大幅に票を伸ばした場合は今後の政権運営にも影響を与えそうだ。

安倍首相「選挙ですから最後まで全力を尽くして、あとは静かに結果を待ちたいと思います」

自民党・石破元幹事長「安全保障にしても、憲法にしても、防衛にしても、正面から国民に向き合おうと。国民に対して正面から誠実に正直に申し上げるかということにはずいぶんと心がけてきたつもりです」

総裁選挙は国会議員票４０５票、党員・党友票４０５票の計８１０票で争われるが、国会議員票の８割以上を固めた安倍首相が勝利する見通し。ただ、これまで態度を明らかにしてこなかった小泉進次郎議員は石破氏に投票する意向であることがわかった。

また、党員・党友票では石破氏の善戦が伝えられている。これはすなわち安倍首相に対する批判票と言えることから、大幅に石破氏の得票が伸びれば「安倍一強」体制の足もとが揺らぐ可能性もある。

午後２時過ぎには開票が終わり安倍首相が３選を果たす見通し。