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継続性重視…茂木経済再生相“留任”で調整

2018年9月21日 12:26
継続性重視…茂木経済再生相“留任”で調整

安倍首相は、来月2日に行う見通しの内閣改造で、茂木経済再生担当相を留任させる方向で調整に入ったことがわかった。

安倍首相は、政権の要である麻生副総理兼財務相、菅官房長官、二階幹事長を留任させる方針。これに加えて、アメリカとの貿易交渉を担う茂木経済再生担当相も、継続性を重視して留任させる方向となった。

これは、複数の政府・与党幹部が明らかにしたもの。外交や貿易交渉については、特に継続性を重視し、河野外相も留任させる方向で調整に入る見通し。世耕経済産業相も留任との見方が出ている。また、政府・与党内では、総裁選で安倍陣営を指揮した甘利元経済再生担当相を党4役など要職で起用することが有力視されている。

こうした中、内閣改造は来月2日に行う方向であることがわかった。自民党役員人事はその前に行われる。

一方の焦点は、総裁選の党員・党友票で善戦した石破派や、石破氏に投票した小泉進次郎氏の処遇。ただ、安倍首相を支持した5つの派閥からもすでにポストを期待する声が上がっている。安倍首相はどのようにバランスをとるか、難しい判断となりそうだ。