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北の非核化 首相が米長官と方針すり合わせ

2018年10月7日 0:16

安倍首相は、7日に北朝鮮を訪れるアメリカのポンペオ国務長官と会談し、北朝鮮の非核化実現に向け、今後の対応方針をすり合わせた。

安倍首相「きょうは北朝鮮について、拉致問題、そして核・ミサイルの問題について、日米で綿密なすり合わせを行いたいと思います」

ポンペオ長官は、北朝鮮側に拉致問題を提起する考えを示し、解決に向けて協力していくことをあらためて確認した。

また、ポンペオ長官は、河野外相とも会談し、非核化の実現に向けた日米の協力のあり方について、さらに突っ込んで議論した。

外務省幹部によると、北朝鮮が求める朝鮮戦争の終戦宣言についても意見交換し、今後どのように対応していくか、日米で方針が一致していることをあらためて確認したという。

終戦宣言をめぐっては、北朝鮮は「先に行うべき」と主張しているが、日本政府はこれまで、非核化に向けた具体的な進展がない限り、安易に譲歩するべきではないとの立場をとっている。

河野外相も会談後、終戦宣言は時期尚早との考えをあらためて強調した。