NHK会長「いまできる最大限の値下げ」
NHKは、受信料を再来年までに合わせて4.5%値下げすることを正式に決定した。
NHKは、27日の経営委員会で受信料について来年10月に予定されている消費税率引き上げの際に税込みの受信料額を据え置くことで実質的に2%値下げするほか、さらに再来年10月に2.5%値下げして合わせて4.5%の値下げすることを正式に決定した。
この値下げによりNHKの「地上契約」は現在、月額1260円だが、再来年2020年の10月には1225円となる。NHKの上田会長は「いまできる最大限の値下げを決めた」と強調した。
ただ、前回値下げした2012年度には6400億円だった支出が現在は7000億円を超えていることから不要な支出はカットし、さらなる値下げをすべきではないかとの指摘も出ている。
この点について、石原経営委員長らはサイバーセキュリティ対応などを挙げ、「必要な支出だ」と説明した。