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菅長官「金委員長と向き合う決意を明確に」

2019年5月7日 16:35

安倍首相は6日夜、北朝鮮の金正恩委員長との日朝首脳会談について、前提条件をつけずに会談の早期実現を目指す考えを示した。

安倍首相「私自身が金正恩委員長と向き合わなければならない。条件をつけずに向き合わなければならない。あらゆるチャンスを逃さない、その決意で、この(拉致)問題の解決にあたっていく」

安倍首相はこれまで、国会などで、「日朝首脳会談を行う以上は拉致問題の解決に資する会談としなければならない」と述べ、拉致問題の進展が会談を行う前提との考えを繰り返し強調していた。

今回の発言は、これまでの方針を事実上、転換し、まずは会談を実現することで事態を打開する狙いがあるとみられる。

一方、この発言について菅官房長官は7日、「金委員長と直接向き合うとの決意をより明確な形で述べたものだ」と説明した。