安倍首相は２７日午前１１時ごろから来日中のトランプ大統領と通算１１回目となる首脳会談に臨んでいる。

会談の冒頭で安倍首相は、令和の時代に入っても日米同盟が強固であることを鮮明に内外に示したいと意欲を示した。

安倍首相「北朝鮮問題をはじめとする国際社会が直面する様々な課題について、また日米経済について、そしてＧ２０の成功にむけてしっかりと日米の調整をはかっていきたい。つっこんだ議論を行っていきたいと思う」

トランプ大統領「我々（アメリカ）と日本との関係はかつてないほどよく、今後も維持する。いま、貿易の不均衡について取り組んでいて、時間がたてばよくなるだろう」

会談はまず通訳のみ同席の１対１で行われ、そこでは北朝鮮とイランの問題がテーマとなる。

北朝鮮問題については、今後の日朝首脳会談の実現に向けても突っ込んだやりとりが行われるものとみられる。

政府関係者によると安倍首相は改めて拉致問題解決への協力を求め、トランプ大統領は、前提条件をつけずに日朝首脳会談を目指すという安倍首相の方針に対して「全面的にサポートする」考えを表明する見通し。

会談は人数を拡大して昼食を取りながら午後まで続き、交渉が難航している貿易問題についても協議する予定。