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選挙区投票率48.80% 低さ戦後2番目

2019年7月22日 10:52
選挙区投票率48.80% 低さ戦後2番目

21日に行われた参議院選挙は、124の改選議席が全て決まった。自民・公明の与党が改選議席の過半数63を上回る、合わせて71議席を獲得し、勝利した。

自民党は57議席、公明党は14議席、合わせて71議席を獲得し、勝敗ラインとしていた与党で改選議席の過半数、63議席を上回った。与党は非改選の議席と合わせて参議院全体の過半数も確保したが、自民党は改選の66議席から議席を減らし、参議院全体の単独での過半数を失った。

日本維新の会は10議席を獲得し、参院選で初めて2ケタの議席を獲得した。ただ、与党と日本維新の会を合わせた憲法改正に前向きないわゆる「改憲勢力」は、改憲の発議に必要な3分の2の議席を維持できなかった。

立憲民主党は、改選9議席から17議席と議席を増やした。一方、国民民主党は改選8議席のところ、6議席だった。共産党も、改選8議席だったが7議席と議席を減らした。社民党は改選の1議席を確保し、政党要件を維持した。

「れいわ新選組」は2議席を獲得し、政党要件を満たした。「NHKから国民を守る党」が1議席を獲得した。また、野党系の無所属が9議席となっている。

総務省は、今回の参院選の選挙区の投票率は48.80%だったと発表した。国政選挙では1995年の参院選の44.52%に次いで戦後2番目の低い投票率となった。