政府“小泉環境相「セクシー」発言は妥当”
政府は15日の閣議で、小泉環境相が先月、気候変動問題について「セクシーに取り組むべきだ」などと述べたことについて、妥当な発言だとする政府答弁書を閣議決定した。
この答弁書は、立憲民主党の熊谷裕人議員の質問主意書に対する回答。
小泉環境相は先月、国連総会に出席した際の会見で、気候変動問題について「気候変動のような大問題は楽しく、クールで、セクシーに取り組むべきだ」などと述べた。
熊谷議員が「『セクシー』という単語は、具体的にどのような意味を持つのか」と質問したのに対し、答弁書では「例えば、ロングマン英和辞典(初版)によれば、『(考え方が)魅力的な』といった意味がある」とした上で、「内閣として、気候変動対策など、多数の関係者の自発的な行動を促進するとともに、理解を得る必要のあるものも含めて、適切に行っていく考えである」と回答した。
また、小泉環境相がセクシーという発言の真意を記者に問われ「説明すること自体がセクシーじゃないよね」と述べたことについて「当該発言が妥当でないとは考えていない」としている。
答弁書では、さらに「直近5年間において国務大臣が『セクシー』という単語を用いて政府の政策を評価または形容した事例は見当たらない」としている。