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菅原経産相が辞表を提出 後任に梶山氏

2019年10月25日 10:22
菅原経産相が辞表を提出 後任に梶山氏

自らの選挙区の有権者に金品を配った疑いが指摘されている菅原経済産業相が、安倍首相に辞表を提出した。

菅原経産相は、25日午前9時から予定されていた衆議院経済産業委員会で、疑惑について説明すると話していたが、一転、辞任となった。

菅原経産相「私の問題に関して国会が停滞をする法案審議ができないということは、私の本意ではありません。このことを重く受け止めまして先ほど安倍総理に辞表を提出した次第です」

菅原経産相は「きょうの経産委員会の準備もしていたが、一晩考えて決意した」などと説明した。

公職選挙法で禁じられている選挙区の有権者に秘書が香典を渡したという疑惑については、菅原経産相自らも通夜に行くつもりだったが、台風19号への対応で行けなくなり、翌日の葬儀に出席して自らも香典を渡した。秘書も香典を渡していたことはその時点で確認しておらず、結果的に2つの香典を渡したため、ひとつ戻ってきたと説明した。

一方、安倍首相は自らの任命責任を認め、謝罪した。

安倍首相「任命責任は私にあり、こうした事態になってしまったことに対しまして、国民の皆様に深くおわびを申し上げます」

また、安倍首相は後任に梶山弘志・元地方創生担当相をあてる考えを明らかにした。早期の幕引きをはかった形だが、野党は安倍首相の任命責任を追及する構え。