総務相「5Gとデータ流通」取り組み強化
高市総務相は次世代の通信方式「5G」とデータ流通に対する取り組みを強化するために、総務省内に「デジタル国際戦略室」など3つの組織を立ち上げる方針を明らかにした。
これは、高市総務相が訪問先のベトナムで発表したもの。
「デジタル国際戦略室」は欧米諸国などで中国系通信機器メーカー排除の動きが強まる中、5Gなどの情報通信インフラの整備に向け、国際的な調整を担当するもので、今月14日に発足する予定。
また、企業や自治体が限られた敷地内で取り組む「ローカル5G」制度など5G促進策を担当する「デジタル経済推進室」と、情報銀行など発展が見込まれる新たな業態に対応するための「デジタル企業行動室」を、ことし春から夏にかけて立ち上げるという。
それぞれ10人前後の職員を配置する予定だが、一度に3つの組織が発足するのは異例。