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オンライン診療など検討 特命チーム初会合

2020年4月2日 18:48

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、政府の規制改革推進会議は、直接病院に行かずとも診察を受けることを可能にする「オンライン診療」や遠隔教育の規制の見直しを検討する「特命タスクフォース」を設置し、初会合を開きました。

北村規制改革担当相は、「新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、院内感染を含む感染拡大の抑止や、在宅での学習支援が大きな課題」との認識を示しました。その上で、「オンライン診療」や遠隔教育などに関する規制の緩和に向けた対応を検討するよう指示しました。

現状、オンライン診療を受けるには、初診は病院などで医師と対面して診察を受けることが原則となっています。しかし、新型コロナウイルスの院内感染などを防止するため、初診からオンライン診療の受診を可能にする規制緩和などが議論されます。

会議終了後、特命タスクフォースの小林議長は、オンライン診療の議論が進んでいないことについて、「歴史的に人類が経験したことのない事象に対するアクションとして、あまりに生ぬるい」と警鐘を鳴らし、来週中までに意見書を取りまとめるとしています。