×

外務省の領事局長が感染 邦人保護など担当

2020年4月10日 21:20
外務省の領事局長が感染 邦人保護など担当

外務省は、海外での邦人保護などを担当する領事局の局長が、新型コロナウイルスに感染したと発表しました。

新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、外務省で中国・武漢からのチャーター機による日本人の帰国など、邦人保護を担当する領事局の水嶋光一局長です。

外務省によりますと10日午後、水嶋局長の家族の感染が確認され、水嶋局長本人にもPCR検査を実施したところ、感染が確認されたということです。

水嶋局長は発熱していますが、電話で話ができる状態で、今のところ、入院はしていないということです。

水嶋局長は今週の7日に茂木外務大臣と接触していましたが、8日から在宅勤務で出勤しておらず、9日夜になって発熱したため、外務省は、省内に濃厚接触者はいないと説明しています。

詳しい感染ルートについては、今後、保健所による調査が行われるということです。

政府関係者によりますと、安倍総理大臣や菅官房長官は2週間以内に水嶋局長と接触しておらず、特段の対応はとらないということです。