「尹大統領にかけた」岸田総理が関係改善に決断 夕食会は「かなり盛り上がった」
日韓首脳会談で「シャトル外交」再開などで一致した後、両首脳は銀座で夕食会に臨みました。2次会まで行われた夕食会の雰囲気はどうだったのか、平本記者が中継で伝えます。
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尹大統領は2次会を終えて、午後10時すぎにこちらのホテルに戻りました。夜、取材した情報ですが、2次会は政府関係者によりますと「かなり、盛り上がった」そうです。まず、オムライスを2人だけで食べたそうです。さらに、洋食屋ということで、ほかに「ハヤシライス」「とんかつ」もふるまわれたといいます。そして、両首脳は酒豪として知られるんですが、お酒を持ち込みおよそ1時間にもわたって開かれました。
ある政府関係者は、「尹大統領、思い出の店で、新しい日韓関係にむけて信頼関係を深めることができた」と、オムライス外交の手応えを話していました。
一方で、政府内には「韓国のことを信じて良いのか」という声が根強くありました。というのも、日本と韓国の政府間で合意したことが、過去に「ひっくりかえされた」苦い経験があるからです。
なので今回も元徴用工をめぐる韓国側の解決策をみて首脳会談に応じていいのかという見方もありました。それを払拭したのが、岸田総理の決断でした。
ある政府関係者は、最後は「岸田総理が、尹大統領だったら信じられる。尹大統領にかけた」と解説しています。