ゼレンスキー大統領が会見「世界には戦争があるべきではない」
21日夜、ウクライナのゼレンスキー大統領が会見しました。ゼレンスキー大統領は会見の冒頭、「世界には戦争があるべきではない」と強く語りました。
サミット最終日となった21日、ゼレンスキー大統領はウクライナ問題を扱うセッションに参加。さらに、午後にはアメリカのバイデン大統領との首脳会談にも臨みました。
アメリカのバイデン大統領からは、F16戦闘機について同盟国からの供与を容認する考えを直接、伝えられました。ロシア軍に対する大規模な反転攻勢を控える中、ウクライナはF16の供与を強く求めていたもので、大きな成果を得た形です。
その後、平和公園で原爆資料館を視察、慰霊碑への献花を行ったあと、岸田首相との首脳会談に臨みました。
岸田首相との会談終了後に会見したゼレンスキー大統領は、「世界には戦争があるべきではない」と強く語りました。
また、「ロシアが使っているのは核兵器ではないが、ロシアの爆弾と砲撃のあとのウクライナの街は、平和記念資料館でみた広島の写真の風景にとても似ていた。全ての建物が破壊されたようすは、バフムトのような写真に似ている」とも述べました。